2013年3月29日金曜日

一年

あなたがいなくなって一年が過ぎました。あれから色々あったよ。あなたが居た七年は間違いなく、あなたを軸にみんなが過ごしてました。俺より早く起きて、起こさないように気をつかってそ~っとトイレに行ったり、氷川きよしと市川雷蔵が大好きだったり、俺の事を博美ちゃんと呼んだり、みんなの事をお母ちゃん、お兄ちゃんと呼んだり、ジャンボ焼き鳥を縦笛のようにして食べたり、他の人と居るとヤキモチを焼いたり、毎年初詣に子供たちに御年玉あげたり、不思議なオリジナルソングを歌ったり、本気か冗談かわからない事を言って笑わせてくれたり、歩く時に膝が痛かったり、立てる手伝いをしているときに、食べ物と間違えて俺の耳を噛んだり、ナイトinきんきんで培った喉で、矢切の渡しを歌ってくれたり、お風呂でおげて動いてくれんかったり、散髪が嫌で、仰け反ったときにバリカンではげて、ボンドて髪の毛をひっつけて隠したり、他にももっと、色んな事。忘れられんよ。この一年ぽっかり穴が空いちまった。でも、今を精一杯生きていかんとね。色んな事をさせてくれて有り難う。一緒に居てくれて有り難う。生きて老いて、死ぬる事を教えてくれて有り難う。俺はまだこっちでがんばります。あなたがおらんことに少しずつ、向き合っていくことが出来そうです。じゃあ、またね。

2013年3月18日月曜日

さよならメリーさん

メリーさんが今日の12時頃、おばあちゃん家の玄関で天国へと。土曜日にクッキーを持っていって、メリーさんに、「お見舞い持ってきたよ。食べれそう?」と、クッキーを見せると、首をあげて尻尾を振ってくれたので、袋を開けて手にのせると、勢いよく食べてくれた。七年付き合って初めて僕からのものを食べてくれた。この春は大丈夫かもしれないと思っての今日。おばあちゃんを送った時にお嫁さんから聞いて、玄関先で横たわるメリーさんに手をあわせ、束の間の時間、メリーさんの思い出話をしながらお嫁さんと涙を流す。犬とはいえ、情が沸いた生きるものとの別れは辛い。

2013年3月16日土曜日

法然寺

我が故郷、仏生山の法然寺へ。時候もよく、みんなの心も身体もよく。ほんまは昨日が御涅槃で、お釈迦様がいらっしゃる御堂の扉が開くのですが、今日は閉まっていました。残念。ずっと中に居ると、良からぬ眼でみて、良からぬことを言ったりしたりするのも人で、でも今日はいい顔で良いことしか言ってないおじいさま。いつもこうだと奥さんも助かるだろうにと思いながら、五重の塔を眺めて物思いにふけるおじいさまを後ろから眺めて物思いにふけるのであります。俺もおじいさまも、心が洗われたかなぁ。
viva煩悩108。

夕映えの会20周年

平成25年4月27日(土)13:00~
アルファあなぶきホールにて
映画の上映会と講演があります。
主催・夕映えの会
香川県高松市藤塚町18-33
087-861-5931       藤田さんまで
映画は、YouTubeで動画配信されている「毎日がアルツハイマー」です。
ひろこさんとわたしのドキュメンタリー。通称「毎アル」
公式ホームページhttp://www.maiaru.com
藤田さん、20周年おめでとうございます。これからも、みんなの心の拠り所と居場所作りを、無理せず頑張って下さい。

2013年3月14日木曜日

御返し

バレンタインの御返しは、豚の角煮で決まり。
Ziploc大活躍。実は一緒に煮た厚切りの生姜が旨かったりする。

2013年3月5日火曜日

ふらさんの料理店

休みだったので、会いたい人の店に飯を食いに行った。ここ何年か全く外に出る気になれず、ランチなぞ食べに行こうとしている自分に、変な感じになりながら店へ。マスターまーくんとは長い付き合いで、いつもは夜しか行ったことがなかったけど、ゆっくり話したいのもあり、昼に。久々に色々話した。他愛もないAVの話しとか、飯の話しとか。あと、お互いの近況と心情を話していて、生きづらいこと、どうにもならないこと、生き方や生き様について、こんな春の陽気の日に、居酒屋で話しているような感じで、時間を忘れて話していた。マスターまーは、以前から感覚が自分と感覚が似ているなーと、何気に感じていた。普段お互いアホなやり取りをしているけど、笑いがないときつい事もわかっている。それは、まーくんなり、僕なりのその人への気配りでもある。周りの求めるものと、今の自分の心情。難しい。でも、そんな話しを、時間を忘れて話せる事は、幸せなんだと思った。まーくん・ふみさん、いつもありがとう。僕にとっては暖かい。まーくんにも生きてて良かったと、思って欲しい。みんな、それぞれに色々あるさ。こんど、山崎を一緒に呑もう。約束。ちなみに、マスターまーは、マスターヨーダみたいに聞こえるが、感じ的にはジャバ・ザ・ハットだと、個人的に思っている。

2013年3月2日土曜日

梅とメリーさん

御歳百歳の人の家の垂れ梅が今年も綺麗に咲き誇っております。梅もその人も、樹齢・年齢共にかなりの年月を重ねておられますが、こちらのお宅にはもうひとつ、長い年月がかかっているものが。今年十四歳を迎える、ゴールデンレトリーバーのメリーさん(♀)。しかしこの冬は本当に元気がない。いつも小屋から出てきて、おばあちゃんがお出掛けしようが、帰ってこようが、私の相手をしなさいバリに、ワンワンと。撫でる腕にメリーさんは上から手を乗せるのが癖。あと、くわえたみかんをわざわざ見せにくるけど、絶対誰にも渡さないのも癖。めちゃくちゃ可愛い。そんなメリーさん、3年程前に一度行方不明になった。ワイルドな野良♂にほだされて愛の逃避行をした。二週間程して、山の上のお墓にワイルドといる所を見つかってしまい、夢のようなひとときは幕を閉じた。そんな情熱家メリーさんも、その時に妊娠の検査をした折に、良くない物も見つかってしまった。まだ初期だったので、手術で事なきを得たが、去年の夏に耳だれが止まらなくなり、検査の結果、耳の奥に転移していた。これも、レーザーで焼いて事なきを得たが、なにぶん歳が歳なだけに、おまけにこの冬の寒さですっかり元気がない。その人の送り迎えの楽しみが、急ぎ場やに車に向かうまでの、私の相手しなさいよ的な態度でにじり寄って来るとき。暖かくなればまた、寄って来てくれるだろうか。梅も今年も咲いた。メリーさんもまた、元気に咲いて欲しいけど…。