2016年6月27日月曜日

働きに行くんや

暫くこられてなかったおじいさんは、求人のチラシを握りしめていた。
止めても聞かないので電話をしてもらった。
昭和4年生まれは面接をお願いするのも上から目線。
自身の電話番号も答えられず、当然お断りされる。

「うちで働く?」

「嫌や。お前がうるさいから。」

「そっかー。。。」

途方にくれて、家には帰らないと言い張っていたが、缶コーヒーと
昼ごはんをしっかり食べて、「雨降りの前に」車で家まで送った。

でも、帰ってもまだ、居場所だった自宅のベランダの庭は、散らかったまま。