2013年3月29日金曜日

一年

あなたがいなくなって一年が過ぎました。あれから色々あったよ。あなたが居た七年は間違いなく、あなたを軸にみんなが過ごしてました。俺より早く起きて、起こさないように気をつかってそ~っとトイレに行ったり、氷川きよしと市川雷蔵が大好きだったり、俺の事を博美ちゃんと呼んだり、みんなの事をお母ちゃん、お兄ちゃんと呼んだり、ジャンボ焼き鳥を縦笛のようにして食べたり、他の人と居るとヤキモチを焼いたり、毎年初詣に子供たちに御年玉あげたり、不思議なオリジナルソングを歌ったり、本気か冗談かわからない事を言って笑わせてくれたり、歩く時に膝が痛かったり、立てる手伝いをしているときに、食べ物と間違えて俺の耳を噛んだり、ナイトinきんきんで培った喉で、矢切の渡しを歌ってくれたり、お風呂でおげて動いてくれんかったり、散髪が嫌で、仰け反ったときにバリカンではげて、ボンドて髪の毛をひっつけて隠したり、他にももっと、色んな事。忘れられんよ。この一年ぽっかり穴が空いちまった。でも、今を精一杯生きていかんとね。色んな事をさせてくれて有り難う。一緒に居てくれて有り難う。生きて老いて、死ぬる事を教えてくれて有り難う。俺はまだこっちでがんばります。あなたがおらんことに少しずつ、向き合っていくことが出来そうです。じゃあ、またね。